07/05/14 23:18:27 BE:2286735-2BP(7788)
スズキ元社員が自殺したのは長時間労働による肉体的・精神的疲労などが原因だと
して、元社員の両親が同社に約9000万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、同社が
和解金6000万円を支払うことなどを条件とする和解が14日、東京高裁
(一宮なほみ裁判長)で成立した。
訴えていたのは、2002年4月に自殺した小松弘人さん(当時41)の両親。
和解条項には▽同社が小松さんの在職中の貢献をたたえ両親に哀悼の意を表明する
▽再発防止・労働環境の改善に努める―なども盛り込まれた。
スズキの設計技術者だった小松さんは02年2月、四輪車体設計グループに異動。
残業が月平均100時間を超える長時間労働や精神的重圧などが原因でうつ病を発症し、
同4月、本社屋上から飛び降り自殺した。
両親はスズキに謝罪と損害賠償を求めたが、拒否されたため05年に提訴。一審・静岡
地裁浜松支部は昨年10月、過労と自殺との因果関係やスズキの安全配慮義務違反を
認め、約5800万円の支払いを命令。同社が控訴していた。
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