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県警：人材確保に躍起、リクルーター制導入－－団塊世代退職控え ／富山
◇「民間に後れはとれない」
団塊世代の大量退職を控え、富山県警が積極的な採用活動に乗り出している。今年から採用リクルーター制度を導入し、２日には初めて就職説明会も開く。
「民間企業に後れはとれない」と、あの手この手で若く優秀な人材を確保するのに躍起だ。
【茶谷亮】
県警の職員は現在、一般職を含めると約２２００人。
うち８００人以上が、今年度から１０年以内に定年などで退職する見込みだ。
一方、景気回復による民間企業の採用増加や少子化で警察への志願者は伸び悩んでおり、「創設以来の非常事態ととらえ、新しい採用活動に乗り出した」という。
４月からはリクルーター制度を始め、若手警察官ら約１００人を登録。
出身校など県内外の大学に派遣し、学生らに体験談を交えて仕事のやりがいをアピール。
所属していたゼミやクラブなど独自のネットワークも活用し、採用試験への応募を呼び掛けている。
県警総務課は「一昔前では考えられないが、民間企業だけに優秀な人材を取られてはいられない。攻めの採用を続けていきたい」としている。
あす採用説明会
説明会は２日午後２時から同３時まで、富山市新総曲輪の県警本部で。
県警初の女性課長に就任した、滑川署刑事・生活安全課長の金沢孝子警部が講演するほか、指紋採取の実演や庁舎内の見学も行う。
予約不要で、誰でも参加できる。
問い合わせは県警採用フリーダイヤル（０１２０・３７６０３２）。
毎日新聞 2007年6月1日
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