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最大58MB/sという高速性をウリとするSAMSUNG製の1.8インチ8mm厚SSD（Solid State
Drive）が発売になった。容量は32GBで、実売価格は104,790円（詳細は「今週見つけた
新製品」参照のこと）。販売ショップはT-ZONE. PC DIY SHOP で、在庫は1個のみ。
接続インターフェイスはIDE（Ultra ATA/66対応）だ。
発売されたモデルは「MCBOE32G8APR-0XA00」。フラッシュメモリを使ったHDD互換
パーツであるSSDの一般的な特性である無音動作や耐衝撃性、消費電力の低さ、
ランダムアクセスの高速性などを受け継ぎつつ、これまで販売されていたSSDを超える
高速性を実現しているのが特徴だ。具体的な転送速度は、サステインリードが最大
58MB/s、サステインライトが最大30MB/sとされており、これは最新の1.8インチHDD
（サステインリード/ライト最大30MB/s程度）や2.5インチHDD（同550Mbit/s程度）に近い
値と言える。読み込み待ち時間は最大1msで、HDDのシークタイムよりも高速だ。消費
電力は0.1（アイドル時）～0.5W（アクティブ時）。
なお、形状は東芝の1.8インチHDD互換で、接続コネクタも同タイプとみられるもの。
東芝製1.8インチHDDの接続コネクタは通常の2.5インチIDE-HDD用ケーブルや3.5インチ
IDE-HDDケーブルとは直結できないが、1.8インチ - 2.5インチ間、2.5インチ - 3.5インチ間
のコネクタ変換アダプタはそれぞれ発売されている。
自作PCで使えるSSDは、IDE/Serial ATA接続するHDD互換タイプからメモリーカードを
変換して使うタイプまで、様々なものが発売されてきたが、単体でこれほどの速度が出る
製品は非常に希。価格が高いことや販売数が少ないことはネックだが、静音性や消費
電力の低さ、速度、耐衝撃性など、他に代え難いスペックを持った製品であることは
間違いなさそうだ。
URLﾘﾝｸ(www.samsung.com)
URLﾘﾝｸ(www.watch.impress.co.jp)