07/05/08 10:50:23
トヨタが2005年から日本での展開を始めた同社の高級車ブランド、レクサス。5月17日、
ついにトップ・オブ・レクサスと呼ぶに相応しい最上級のモデルが追加される。それが
同社のフラッグシップであるプレミアム・サルーンのLSシリーズに追加される、
LS600hである。
LSシリーズではこれまで、LS460のみがラインナップされていた。LS460はその名の
通り、4.6LのV8エンジンを搭載する。ならば新たに加わったLS600hは6.0Lの?と
思うが実は違う。
このモデルには5.0Lの排気量を持つV8が搭載され、それにhの文字が意味するところの
ハイブリッドシステムを組み合わせているのである。5.0LのV8を搭載しながらも600
なのは、ハイブリッドシステムと組み合わせることによって6.0Lエンジン並みの動力性能
を発揮している…ということを意味しているのである。
LS600hが凄いのは、単に6.0L並みの動力性能を発揮するだけではない。ハイブリッド
システムを組み合わせることによって、燃費性能では3.0Lエンジン並みの低燃費を実現
していることである。
実はそんなLS600hに、一足早く試乗してきたので今回は少しレポートしたいと思う。
日本でも間もなく発表されるLS600hの試乗会が、一足早くドイツのフランクフルトで
開催された。試乗場所がフランクフルトとなった理由は、この試乗会が欧州の
ジャーナリストも招く国際試乗会だからであるが、それに加え、速度無制限区間を
有するアウトバーンで走りの実力を試してもらいたいという想いがあったからに
他ならない。
実際の試乗コースも速度無制限区間が盛り込まれており、我々は早速それを試すことと
なった。試乗車として用意されたのは欧州仕様および日本仕様のLS600hと
ロングボディのLS600hLだった。
5.0LのV8エンジンは単体で実に394psもの最高出力と53.0kgmの最大トルクを発生。
さらにここにハイブリッドシステムが組み合わせられており、そのモーターは単体で
224psの最高出力と30.6kgmの最大トルクを発生する。これほどの力は電子制御の
CVTを介し、4輪駆動で路面へと伝わる仕組みだ。
ハイブリッドは機構が複雑ゆえに単純にエンジンの出力+モーターの出力=トータル出力
とはならないが、それでも算出されるトータル出力は445psにも達しているから相当の
動力性能を発揮していることは間違いない。事実、車重2.3tに達するボディをわずか
6.4秒で100km/hに到達させる実力を持つ。
続きます。ソースは
URLリンク(www.excite.co.jp)
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