07/04/30 17:02:52
■シェイク 育成型の人材マネジメント
■ベネフィット・ワン 福利厚生サービス提供
「3年3割の法則」。入社3年内で3割の若者が会社を辞める現状を言い表した言葉だ。
まもなく「五月病」の季節もやってくる。人手不足時代が目の前に迫るなか、企業にとって
新入社員の定着は重要な課題。新人研修や福利厚生の充実などで若者の引き止めに躍起となっている。
教育コンサルタントの関根雅泰さんの4月は、各企業の新人研修に駆け回る日々だ。
テーマは「仕事の学び方研修」。現在の主流は、会社の業務を学ぶ研修ではない。上司や先輩への
質問の仕方や職場で摩擦が起きたときの対処の仕方、話し方、仕事の心構えなど、「仕事以前」の
社会人としての基礎を教え込む。
「多くの若者は学生時代までの受け身のまま会社に入ってくる。しかも、転職に抵抗がないので、
摩擦が起きるとそのまま辞めてしまう」と関根さんは話す。
最近は入社時の研修だけでは終わらず、半年後、1年後、3年後など「フォローアップ型」の研修も
増えている。
関根さんは、「早期離職の大きな原因が職場の人間関係。就職氷河期時代に企業が採用を控えたため、
近い年代が社内にいない。職場での希薄なコミュニケーションを補う必要がある」と、
フォローアップの重要性を指摘する。
「どうして上司を敬わなければいけないんですか」
人材育成企業シェイク(東京都目黒区)の森田英一代表にとって、こうした質問はまったく珍しく
ないという。
「今の若者は自分の論理を会社でも貫こうとする。会社の論理があるということから教える
必要がある」と話す。
※まだ続きます。