07/04/25 11:52:56
包丁メーカーの藤寅工業（新潟県燕市、藤田進社長）は欧米などへの輸出を強化する。
6月にも海外向けの商品群を拡充、持ち手に木を用いた和包丁風の製品を加え輸出の上積みを図る。
日本刀に似た印象から海外で日本製の包丁人気が高まっているのを追い風に、
現在2割の輸出比率を5年で5割に高める。
藤寅工業は「藤次郎」ブランドを主力とし、木目のような柄が表面に浮き出た包丁を特徴とする。
「藤次郎」の一シリーズとして、「疾風」と名付けて持ち手に木を用いた和風の商品群を売り出す。
木を漆で塗った包丁も用意する。
現在は持ち手が黒い洋風の「閃光（せんこう）」と、持ち手もステンレスで刃と一体化した
「至極」の2シリーズを輸出している。
価格はいずれも1本1万5000―2万円ほど。
国内向けの主力品の2―3倍で、高価格品が売れている。
和の雰囲気が強い木を使ったシリーズを加え、日本らしさの幅を広げる。
欧州全域や中東などで展示会に参加し、新たな輸出先も開拓する。
◎藤寅工業『藤次郎シリーズ』
URLﾘﾝｸ(www.fujitora.co.jp)
◎ソース 日本経済新聞
URLﾘﾝｸ(www.nikkei.co.jp)