07/04/24 20:28:35
インターネット通販世界最大手の米アマゾンは24日、同社のサイトに他企業を出店させ、
売り上げから手数料をもらう事業を日本で始めた。従来は自前で仕入れて販売する
「スーパーマーケット型」だったが、決済システムなどを第三者に貸す「商店街型」も採用し、
品ぞろえを広げた。商店街型の楽天、ヤフーら国内大手との競争が激しくなりそうだ。
アマゾン日本法人の発表によると、出店企業がアマゾンのサイト内に専門ページを開設。
顧客との決済はアマゾンが代行し、手数料を引いた売上代金を出店企業に払う。商品配送や
顧客対応は出店企業がする。
米英独ではすでに同じサービスを展開。米では数千社が出店し、アマゾンの全商品販売数の
約3割を占めるという。
出店企業は「商品の品質を保つため」(ジャスパー・チャン日本法人社長)、アマゾンの
招待制とし、当初は生花や贈答品などを扱う約50社の見通し。今後は、地方などの小規模店も
対象にして増やしていく方針だ。
アマゾンは日本で00年に書籍販売を始め、取扱品目をDVDソフト、家電、スポーツ用品など
12分野まで広げてきた。日本の売上高は明らかにしていないが、06年12月期連結売上高
約107億ドル(約1兆2700億円)の1割超という。
楽天の「楽天市場」やヤフーの「Yahoo!ショッピング」などは、出店料や売り上げに応じた
手数料を受け取る事業モデルで規模を広げてきた。アマゾンが同じ手法に参入したことで、
優良店の奪い合いが激しくなりそうだ。
朝日新聞 URLリンク(www.asahi.com)
アマゾンジャパン株式会社 URLリンク(www.amazon.co.jp)