07/04/14 17:00:51
「ロス疑惑」の主人公となった、会社役員の三浦和義氏が、自宅近くのコンビニで万引きをして逮捕された。
死角をなくすためか、この店に設置された防犯カメラはなんと「16台」だという。これほどの台数が必要なのか。
目的は、万引き防止だけなのか。
駐車場やアルバイトの休憩室などにも設置
ある防犯カメラ専門店によると、モニターの関係で、防犯カメラの設置は4の倍数となることが多い、という。
最低でも8台は必要だし、店の大きさによって16台設置する。防犯カメラの設置場所は、入口やレジ、天井
の四隅、そして陳列棚の端と端の天井。そうして死角をなくす。さらに駐車場やアルバイトの休憩室などに
設置することもある。三浦氏が万引きをした同系列チェーン店のオーナーも、店舗の規模や方針によるが、
「16台」はありうる、という。ただ、万引きや強盗が頻発することはないし、映像もそうはっきりしない場合も
多い。本当に防犯、犯人逮捕に役に立つのだろうか。
Q&Aサイト「OK Wave」では4月2日にこんな質問が投稿された。「よくテレビでお店の防犯カメラの映像が
出てきますが、大半で見えにくく、犯人逮捕に本当に役立つのでしょうか」。これに対して、いろいろな回答
がよせられたが、その中にこんな意外なものがあった。「もしかしたら1度も来ない、いつ来るか判らない
強盗のために(防犯カメラを)設置しているのではなく、(真の目的は)店員がレジの売上をちょろまかしたり、
売上をレジに打たないで代金をインマイポケットしないため。なので、そこに写っている店員が誰か分かる
程度でいいのです」つまり、主な目的は「アルバイト監視」なのだという。
確かに、監視のため人を配置すれば費用がかかる。防犯カメラが「アルバイト監視」を行い、その役割を
果たせば安く上がる、という考えも成り立たないわけではない。
友人の買い物をまけてあげる、なんてケースもある
防犯カメラの主目的「アルバイト監視」説は本当なのだろうか。いくつかの防犯カメラ専門店に、カメラ設置
の使途について聞くと、「もちろん、強盗や万引き目的の客を監視し威嚇する目的もあるが、メインの目的は
『アルバイトの監視』でしょうと、明かした。 コンビニでは、深夜を中心にアルバイト以外誰もいなくなる
時間帯がある。アルバイトがレジから現金を盗んだり、友人の買い物をまけてあげたりすることが実際に
起きているので、店側は死角ができないよう、念入りに防犯カメラを設置し、「アルバイトの監視」をすると
いうわけらしい。大手コンビニ本社の広報に「防犯カメラ設置の目的」をたずねると、第一に「防犯」、それ
以上は答えられない「社外秘」としたが、一方で、「店舗の経営者判断で、防犯カメラを二次的な目的で
使用することもあるのではないか」といい、「アルバイト監視」にも一役買っていることを暗に匂わせた。
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