07/04/10 11:50:13
「ガチャガチャ」などの通称で長く親しまれているカプセル玩具。
ノスタルジーに浸りたいのか、再びつまみをガチャリと回し始める大人が増えているという。
フィギュアブームなどで火がつき、懐かしのヒーローのほか、
人気豆腐店の食品のミニチュアなども売れているという。
最近では地下鉄の構内に自動販売機が登場。
各社は大人をターゲットとした攻勢に力を入れている。
■駅構内
会社員や学生が行き交う東京メトロ大手町駅(東京都千代田区)の地下通路。
ここに、“場違い”ともいえるカプセル玩具の自販機が置かれている。
合計22台。玩具の値段は1個100~300円だ。アンパンマンなど
子供に人気のキャラクターのほか、仮面ライダーや機動戦士ガンダムなど、
30~40代の大人の“郷愁”を誘うアイテムもそろう。
試しに、仮面ライダーのガチャガチャに200円を投入。
出てきたのは「死神博士」の組み立て式フィギュアだった。
その精巧さや彩色の豊かさ、重量感は、20~30年前のそれとは比較にならないほどだ。
■市民権
大手町駅に自販機を置いたのは、カプセル玩具市場のシェア6割を占める
最大手のバンダイ(東京)。昨年春から駅構内に置き始め、東京地下鉄12駅、
西武鉄道25駅に設置した。
バンダイ広報チームの禰宜田(ねぎた)玲子さんによると、
「大人向け玩具市場を広げる動きの一環」という。
ここ数年、カプセル玩具は大人の間で“市民権”を得るようになっているそうだ。
きっかけは、平成12年ごろ、アニメなどの精巧なフィギュアが
大人のマニアの間ではやり始めたことだという。
その流れのなかで「カプセル玩具でも(フィギュアが)売られるようになり、
次第に大人の目が向くようになった」。
同社の推計によると、200億円前後で推移していた市場は12年度ごろから急激に成長。
14年度には260億円になり、17年度には330億円にまで膨らんだという。
>>2以降に続きます。
◎ソース 産経新聞
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