07/04/10 11:50:45
>>1の続きです。
■美術家
大人が目を向けるようになったことで、
各社はマニア向け以外のカプセル玩具を出すようになった。
最近では、バンダイが昨年5月、20~30代に人気の豆腐メーカー「男前豆腐店」の
人気商品のミニチュアを発売(100円)。業界2位のユージン(東京)は今年2月、
美術家の横尾忠則さんデザインの「大仏猫」「魔除猫(まよけねこ)」(各300円)を出した。
大仏のポーズなどをとった猫に、金や赤など派手な彩色をほどこした商品で、
「団塊の世代前後向け」という。
このように玩具開発は続くものの、18年度の市場規模は305億円とみられ、
前年度比25億円減と、ここ数年で初めてマイナスに転じる見込みだという。
理由の一つがカードゲーム機の台頭だ。カプセル玩具の購買の中心は依然として子供。
デパートのおもちゃ売り場などが主な置き場だが、
「(同じ売り場にある)カードゲーム機へ流れる子供が増えている」という。
このような事情でカプセル玩具は「今後、子供以外を取り込む工夫をする必要がある」
と禰宜田さん。とすると、大人が楽しめるラインアップは今後、ますます充実するかもしれない。
■「ガチャ」に「ガシャ」呼び方はいろいろ
カプセル玩具は、昭和40年代に米国から輸入されたピーナツ販売機の改良型が起源といわれる。
50年代にはスーパーカーや怪獣の、60年代には「キン肉マン」や「機動戦士ガンダム」の
消しゴムがはやった。
価格は当初10円だったが値上がりし、60年代には100円が主流に。
現在は200円がメーンで、500円するものもあるが、
「大人なら値ごろ感を持てる価格」(メーカー)という。
呼び名はさまざまで、商標名はバンダイが「ガシャポン」、ユージンは「ガチャ」。
“通称”はどうか。周囲の30~40代の男女に聞くと、おおむね「ガチャガチャ」だが、
「ピーカップ」と呼んでいたという人も。「ガシャと呼ぶ地域がある」
「今の子供はガチャポン、ガシャポンと言う」との情報も。
“ビンテージ”物のカプセル玩具を1万点収集するタレント、ワッキー貝山さんの話
「カプセル玩具の中には、小さいころテレビでみたロボットがあったりして、
童心に帰ることができる。心のオアシスといえるでしょう。
今の玩具はびっくりするほど精巧なので、大人でも十分楽しめるコレクションができると思います」
(終わり)
◎ソース 産経新聞
URLリンク(www.sankei.co.jp)