07/03/29 13:24:00
京成電鉄がまとめた2007年度から3年間の中期経営計画は、09年度の有利子負債
(連結ベース)を、4500億円以下にする数値目標が盛り込まれた。日銀のゼロ金利
解除後の金利上昇で事業リスクが大きくなる中、10年度開業の成田新高速鉄道の
準備などへ積極投資。一方、グループ保有資産の有効活用やコスト削減で利益体質を
強化し、負債額の増大を06年度予想から約100億円以内に抑えたい考えだ。
本業の運輸業で成田新高速鉄道の開業に向け、時速160キロで走る新型スカイライナーの
導入や、日暮里駅の改装など施設整備を予定する。これらの大規模投資は有利子負債を
膨らませる要因になるが、鉄道やバス、タクシーの車両をグループで共同購入するなど
事業の効率化を進める。
不動産業では、グループで保有している遊休地の活用に力を注ぐ。使われていない車庫などを、
安定的な収益が期待できる賃貸施設などに用途変更していく。また、押上・八幡駅周辺の
再開発事業にも参加予定で、「ビジネスチャンスをつかみたい」(広報担当)とした。
今年二月に取り扱いを始めた「京成カード」は、ブランド浸透に活用していく。カードを使って、
定期券を購入したりグループ商業施設で買い物すれば、独自ポイントを付けており、
さらに利便性を高め、顧客の囲い込みを図る。
こうしたグループ全体の相乗効果で、09年度の連結経常利益を06年度予想の169億円から
190億円以上に拡大する目標を立てた。成田新線への大規模投資を進める中、09年度の
有利子負債は利益体質の強化で4399億円から約100億円増に抑える。
千葉日報
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