07/03/29 11:11:21
大田原市など3市1町にまたがる塩那台地土地改良区(組合員約1300人)の負担金滞納問題で、
理事29人のうち18人が26日、那須烏山市内で会議を開き、黒尾和栄理事長の退任を決議した。
新たな理事長には阿見正二・副理事長を選出したが、黒尾氏は「定款に反したクーデター」として交代に応じない方針。
今後、施設管理などを巡り、混乱が予想される。
4年に一度の理事長選は6月に予定されていたが、前倒しで事実上解任した理由について、
阿見理事長は黒尾氏の「独裁的な経営」を挙げた。
具体的には、黒尾氏が理事会決議に従わず、総額約2300万円の補助金を今年度、県に申請しなかったことを挙げ、
「理事会を無視した暴走行為。県との関係改善が不可欠だ」と述べた。
同土改区の定款では、理事長は理事の互選で決めると定めている。解任の規定はない。
このため、黒尾理事長側は「(新理事長の選出は)無効だ。理事長が2人いることになる」と主張。
一方、県は「過半数で互選しており有効。理事長は1人だけと規定しており、2人いることにはならない」と、新理事長側を支持している。
黒尾氏は、05年度の負担金8900万円の滞納問題で、年14・6%の延滞金などに反発、県との対決姿勢を強めていた。
解任劇の引き金となった補助金問題は「改良区の自立的な経営を図るため申請しなかった。
組合員に負担を転嫁するつもりはない」と話している。
同土改区は、組合員の田畑に水を供給する「揚水機場」などの管理を行っている。
この日の会議の傍聴を求め、拒まれた組合員の1人は「水がきちんと供給されるか心配だ」と話した。
ソース:URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
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