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国が世界最速の計算速度を目指して開発する次世代スーパーコンピューターの建設地が
神戸市に決まった。開発主体の理化学研究所が28日正式発表した。2007年度中に着工、
10年度の完成を目指す。現在、NECや日立製作所、富士通が設計を進めており、近く
メーカーを選定する見通し。高速スパコンの開発競争で米国の後じんを拝している日本が、
産官学挙げて再びトップの座を狙う。
次世代スパコンは文部科学省が06年度から12年度まで総額1154億円を投じる国家
プロジェクト。建設地を巡って仙台市や大阪市など全国15カ所が誘致合戦を繰り広げて
いたが、研究環境や建設・運用コストなどを総合評価して理研は神戸を選んだ。
ポートアイランド(神戸市中央区)第2期内にある広さ4万㎡の敷地に建設する。
開発する次世代スパコンは、1秒間に10ペタ(ペタは1000兆)回の演算性能が目標。現在、
世界最速なのは米IBMが開発した「ブルージーン」の280テラ(テラは1兆)回のため、30倍以上の
速さを目指すことになる。
▽News Source NIKKEI NET 2007年03月29日07時00分
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