07/03/11 00:58:42
JR東京駅の再開発で新たに「大学街」が出現する。
日本橋口に完成したJR東日本の高層ビル「サピアタワー」(地上35階、約166メートル)の8~10階に、
地方などの十数大学が東京事務所を移転したり、東京キャンパスを新設するからだ。
特に関西の有名私大が軒並み拠点を構え、一極集中が進む東京からの情報発信を狙う。
1月には慶応義塾(東京都港区)が大阪市への拠点施設の設置を発表したばかり。
「大学全入時代」の幕開けで、それぞれの“本拠地”を離れての大学間競争が激しさを増していきそうだ。
3月8日完成のサピアタワーは、サピエンス(知恵)にちなんで名付けられたもので、JR東京駅と直結。
大手町や丸の内といったビジネス街に囲まれた利便性が売り物だ。
大学フロアには、「関関同立」のうち関西(大阪府吹田市)▽関西学院(兵庫県西宮市)▽立命館(京都市)の3大学のほか、
甲南大(神戸市)などが拠点を構える。
京大、北大、東北大などの東京事務所も入る。
東京キャンパスを新設するのは立命館大。
約630平方メートルのフロアに教室やゼミ室などを設け、社会人を対象に4月から「京都学」「金融と法」などの講座をスタートさせる。
村上吉胤(よしつぐ)・東京オフィス副所長は
「京都の大学が行う本物の京都学を学んで頂く。将来は大学院展開を考えている」と説明。
東京でのキャンパス新設の狙いを「人口が集中する首都圏で勝負しない手はない」と話す。
関西大は八重洲にある東京センターをそのまま移転。
フロアは約630平方メートルと3倍に広がり、200人規模の教室をつくる。
石山博康センター長は
「関西の大学は東京で知名度が低い。
関西で安泰だからそれでいい、ではなく、日本の中心で話題にならなければ意味がない」と力を込める。
関西学院大も丸の内の東京オフィスを6月に移転。
平松一夫学長は
「これからは関西の関西学院ではだめ。世界を目指して東京から情報発信していく」と話す。
同様に日本橋から6月に移転する甲南大も
「情報が集中する東京で後れを取るのはマイナス。全国に甲南を発信していく拠点としたい」
(平野欽一郎ネットワークキャンパス東京事務所長)と話す。
こうした大学の動きについて、大学経営に詳しい亀井信明・高等教育総合研究所代表は
「首都圏の大学が地方入試を開くなど関西に進出しており、関西の大学には危機感がある。
少子化で大学は18歳だけでなく社会人などをも取り込んでいかなければならず、
関西の大学が首都圏などに進出する動きは広がっていくのでは」とみている。
ソース:MSN毎日
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
サピアタワー
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