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Wikipediaを生み出したオンラインコラボレーションが、GoogleとYahoo!に
対抗する検索エンジンの構築を計画している。人気オンライン百科事典の
Wikipedia創始者が3月8日、明らかにした。
非営利プロジェクトWikipediaの営利版であるWikiaは、
高い収益を出しているインターネット検索市場の最大5%獲得を目標とする。
ジミー・ウェールズ氏が東京で開かれた記者会見で語った。
「Googleは超一流の科学者を抱えているから有利なんだという考え方は、
今や少し時代遅れかもしれない」と同氏。
インターネット大手の2社は、検索結果のランク付け方法を公開しない
「ブラックボックス」だとウェールズ氏は言い、共同開発による検索技術なら
インターネットの権力構造を変革できるかもしれないと語った。
ウェールズ氏はかつて先物取引を手掛け、その後技術の自由な共有を説く
エバンジェリストになった人物。Wikipediaユーザーが百科事典の雑多な記事に
手を加えて書き直してきたように、ユーザーが力を合わせて検索エンジンを
改良することは可能だと話している。
継続的な改良プロセスにより、検索技術がスパムの影響を受けにくくなるとも同氏は言う。
Wikiaは2004年に創設され、現在の従業員は30人以上。
心理学からマペット人形に至るまで、幅広いトピックの
グループパブリッシングサイトをホスティングしている。
Wikiaのツールはユーザーに無償提供するが、同社のリソースで
構築したサイトはWikia.comにリンクを張ってもらうことを条件とする。
Wikia.comでは広告を通じて収益を上げる。
WikiaではWikipediaと同じルートソフトを利用し、いずれ掲載記事は
Wikipediaを上回るだろうとウェールズ氏。
百科事典と違ってWikiaのコンテンツは大半がニッチ市場向けで、
映画「スター・ウォーズ」や鉄道といったトピックの熱烈なファンに歓迎されている。
Wikipediaの記事は現在、同サイトによると英語版だけでも170万本近くに上る。
ウェールズ氏は利益目標の公表は控えたが、同社は「エンゼル投資家」からの
出資400万ドルに加え、Amazonからも「巨額出資」を受けたという。
ソース:URLリンク(www.itmedia.co.jp)