07/03/03 08:01:15
どこの家庭にもある電源コンセントにつなぐだけでインターネットに接続できる電力線通信
(PLC)のアダプターが大ヒットしている。売り切れ店が続出し、メーカー各社はうれしい
悲鳴を上げている。3月下旬にはパイオニアが業界初のPLC技術を内蔵したオーディオシステムを
発売。今後、薄型テレビや冷蔵庫、エアコンなどにもPLC技術が内蔵される見通しで、ネット家電が
急速に普及しそうだ。
PLCは、電気の配線とコンセントを経路とした通信技術で、パソコンやデジタル家電を
コンセントにつなぐだけで、ADSL(非対称デジタル加入者線)並みの高速通信が可能だ。
モデムを置いていない部屋でネットを使う際でも、新たに配線が不要なため、欧米ではすでに
導入され、普及している。日本では昨年10月に解禁され、電力会社や電機メーカーが昨年末から
アダプターを発売。各地の家電量販店やネットショップでは売り切れが続く。
≪各社、増産態勢≫
松下電器産業が国内で初めて昨年12月に発売したPLC専用アダプターの実勢価格は
1万9800円。当初は月産3000セットを予定していたが、発売後1カ月で約1万セットと
予想を超える出荷を記録。現在、月1万5000セット規模で生産している。
アイ・オー・データ機器も昨年12月にPLC専用アダプターを発売。販売目標を
月5000セットとしたが、予想の倍の売れ行きのため、増産にとりかかっている。
PLCのヒットついて、都内の家電量販店の販売担当者は「無線LANと違って初期設定が
簡単で、通信状態が安定しているため」と分析。松下電器産業では、PLCアダプターの
普及台数を、2010年に世界で1億台、うち日本では約1000万台と見込んでいる。
>>2以降へ続く
URLリンク(www.business-i.jp)
【家電】パイオニア、業界初のPLCを使った家庭内音楽配信システム-電源コンセントを介して、離れた部屋で音楽再生 [2/28]
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