07/03/03 03:41:24
中央リニア、JR東海が20年で自主建設
JR東海は1日、研究開発が進められている超伝導リニアモーターカーについて、今後20年をめどに東京~大阪間で実用化する計画を明らかにした。
政府の予算を中心とする現行の整備新幹線建設の枠組みと異なり、JR東海が主体となって建設を進めたい考え。
資金調達や手法について今後、国や自治体とも協議する方針だ。
JR東海の葛西敬之会長が明らかにした。
JR東海では、18・4キロの山梨リニア実験線を平成19年度から3500億円を投じて平成25年までに42・8キロに延伸する計画を発表している。
同社ではこの計画の後も実験線の延伸を進め、東京~名古屋~大阪間を結ぶ中央リニア新幹線の開業につなげたい考えだ。
「現在の延伸が完成すれば、東京~大阪間のほぼ10分の1、東京~名古屋間なら7分の1が完成することになる。
段階的な延伸か一括建設かは別にして、将来の営業路線につなげる」(葛西会長)としている。
中央リニア新幹線の整備には8~10兆円が必要とも試算されているが、他の整備新幹線の拡充が優先されており、実現のメドは立っていない。
このため、JR東海が主体となって建設を進める考えで、費用面は国や自治体などの協力も仰ぐ方向で今後、具体的な協議を進める意向だ。
(2007/03/02 10:04)
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