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柏崎ぶどう村:自己破産を申請 負債総額1億6000万円、市が増資断念 /新潟
柏崎市などが出資する第三セクター「柏崎ぶどう村」(同市芋川)が2日、新潟地裁長岡支部に自己破産を申請した。
負債総額は約1億6390万円。
今年2月に市が8000万円の増資計画を断念したことから再建は困難と判断した。
同村は、ぶどうの生産から醸造まで一貫した生産工程を備えたワイン工場として95年10月にオープン。
だが業績は低迷し、当初の設備投資額を回収できないまま慢性的な赤字経営が続いていた。
このため、筆頭株主の市は03年に2000万円を増資。
今年に入っても、3年間での赤字解消を目標に経営改善計画を定め、計8000万円の増資を予定していた。
だが、計画の主力商品に据えていた02年ものワインの質が低いことが直前になって判明。
計画よりも3分の1程度の市場価値しかないことが分かり、市が増資計画を断念していた。
同村は営業廃止となる。
会田洋市長は「市民や関係者に迷惑をかけたことを深くおわびする。今後の推移を見守りながら、市が所有する一帯の土地の活用を検討したい」とのコメントを出した。
【北上田剛】
毎日新聞 2007年5月3日
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