07/04/03 10:43:21 uKGSUHXG
全国で広がる禁煙タクシー 「密室」の一服、厳しい視線
禁煙タクシーが全国的に拡大しつつある。
5月1日から名古屋市で、政令指定都市では初めて喫煙客を乗車拒否できる全面禁煙に踏み切るのに続き、
神奈川県では今夏にも、全域で禁煙車になる見込みだ。
たばこが及ぼす健康被害への意識が高まる中、
“密室”での一服に、厳しい視線が向けられている。(編集委員 茂谷知己)
名古屋、政令市初/神奈川、今夏にも全域
禁煙タクシーには、喫煙を拒否できる「禁煙車」と乗客に禁煙を協力してもらう「禁煙協力車」があり、
禁煙車は国土交通省の規定で、あくまでも喫煙しようとする客の乗車を拒否できる。
禁煙協力車は、平成17年6月に高知県で初めて導入された。
国交省では14年に健康増進法が成立し、公共の場での喫煙が認められなくなったのを機に、
15年5月から、タクシーの禁煙を努力義務として指導している。
全国のタクシーの禁煙車両は、17年度が2%、18年度3.1%と徐々に増えているが、
実施は会社や運転手に任されているのが現状だ。
18年4月には、大分県タクシー協会が2割を禁煙車、残りを禁煙協力車にしようとしたが、
配車がうまくできないなどの理由で、大分市内はすべて禁煙車とした。
協会が強制力を持って取り組んだ結果、同県内の禁煙車率は9割に高まった。
名古屋タクシー協会が5月から全面禁煙とするのに続き、
神奈川県タクシー協会が県内全タクシーを禁煙とすることで話し合いを進めている。
同協会では「すでに190社1万車のうち、90%以上の賛成にこぎつけた」という。
名古屋タクシー協会の永山明光専務理事(62)は
「禁煙車は時代の大勢。運転者に与える副流煙の問題など、経営側は裁判で負けている。
もっと早く導入すべきだった」と語る。
ただ心配は喫煙客とのトラブル。永山専務理事は
「どうしても吸いたいときは、車から出て携帯灰皿に吸い殻をしまってもらいたい」として、
あくまで乗客の理解を求めていく方針だ。
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