07/02/16 12:55:31
BRICs諸国と呼ばれる中国やインドなどの経済成長が現在のまま続くと、
銅、鉛、亜鉛、金、銀など多くの金属資源が2050年までに枯渇するとの
予測を物質・材料研究機構がまとめた。鉄や白金は比較的豊富で100年以上採掘可能とする試算も過去にあったが、今回は2050年までに
累積使用量が可採埋蔵量に達すると試算された。同機構は「このままでは
地球規模での経済発展を賄えない」と警告している。
同機構は、過去約50年間に日本が使用した21種類の金属の使用量と
経済成長率との相関を調べた。これを、先進国と中国、インド、ロシア、
ブラジルのBRICsの経済成長予測に当てはめ、各金属ごとに50年までの
累積使用量を試算した。
この結果、銅、鉛、亜鉛、金、銀、すず、ニッケルなど12種類の累積使用量は
現時点の可採埋蔵量を上回り、インジウムは72倍、銀は10倍、鉛、金は
約6倍となった。
比較的豊富といわれている鉄や白金も、2050年までには可採埋蔵量に
匹敵する使用量に達することも分かった。
同機構の原田幸明・材料ラボ長は「従来の予測は使用量の変化をきちんと
考慮していない。効率的な使用や代替材料の開発が緊急の課題だ」と話す。
ソースは
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)