07/02/13 08:07:58
世界中で深刻化している著作権侵害の問題に警鐘を鳴らすため、ドイツは9日、
中国のメーカーに“ものまね大賞”を授与した。賞品は金色の鼻を持つ黒い小人
“プレイジャリアス”の像だ。
この賞は毎年、盗作反対を掲げるドイツの団体が選考を行っているもので、
今年受賞したのは中国のヘ・シャン・ジャ・ヒュイ・ヴァキューム・フラスク&ヴェッセル社。
同メーカーは、ドイツ製のコーヒーメーカーの温度調節器を“厚かましくも
コピーして”販売しているという。
フランクフルトで行われた授賞式で、ドイツのブリギッテ・ツィプリース法相は、
「著作権の侵害は、我が国の経済成長や雇用を脅かす」と語り、著作権侵害による
被害総額は、世界中で毎年3000億ユーロ(約45兆円)にのぼるとも言われている
と指摘した。法相は更に、「政治家や経済システムを担う人々、そして消費者が
この問題に立ち向かうべく行動を起こさなければならない」と呼びかけた。
“プレイジャリアス”と名づけられた金色の鼻をした黒い小人は、“努力しないで
大金を儲ける”という意味のドイツの諺に登場する小人。これまでの受賞者には
中国企業が多いが、選考対象としては、ドイツやオランダ、アメリカ、イタリアや
チェコの企業も挙げられていた。
著作権侵害と見なされた製品は、眼鏡から花瓶、ドアノブ、泌尿器関連の医療器具、
肘掛け椅子やモールスキンのノートにまで至った。
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