07/02/05 23:21:22
首都圏の私鉄や地下鉄、バスで3月18日からICカード「PASMO(パスモ)」が使えるように
なる。パスモの機能の売りは、残額が少なくなると自動的にクレジットカードから入金
するオートチャージ。各社は、グループの百貨店などで使われている系列クレジット
カードを広める絶好の機会と力を入れる。乗車でたまるポイント制度や航空会社との
連携を誘い水に、沿線客の囲い込みに動き出した。
「買い物でも電車のご利用でも、ポイントがたまりまーす」
東京・新宿駅。京王線の改札そばで、パスモのイメージカラー、ピンクのジャンパーを
着た男女が、通勤客らに京王のクレジットカードを売り込む。昨年11月から始めた。
関心は高く、昨年末までの2カ月間で入会者は前年同期に比べ約3.3倍。小田急も、少し
離れた改札前にブースを置き加入を呼びかける。
説明を聞いた会社員の宮本寛樹さん(40)は西武新宿線沿線に住む。オートチャージを
利用するつもりだが、どの鉄道会社のカードを選ぶかは決めていない。「仕事で京急や
東京メトロにも乗る。一番サービスが充実したところを選びたい」
各社ともどんなサービスをつけるかが知恵の絞りどころだ。
小田急は昨年12月、「乗車ポイント」を打ち出した。1カ月に11回以上パスモで小田急に
乗ると、運賃の3~7%のポイントが付く仕組みで、6月から実施する。対象は系列カードの
オートチャージ利用者。ポイントは、グループの百貨店やスーパーなど300店以上で買い物に
使える。
4月からは日本航空との提携カードも発行。飛行機に乗ると距離に応じてたまるマイルと、
あらかじめ決めた換算レートで相互交換できるようになる。
京王も1月に「乗りものポイント」を発表した。5月まで、一度でもパスモで京王の電車や
バスに乗ると、グループの店舗で使えるポイントが毎月100~200つく。
東急は、買い物などでたまったクレジットカードのポイントをパスモに電子マネーとして
チャージできる。日航との提携カードもあり、担当者は「まずパスモの便利さを知ってもらい、
普及させるのが狙い」と話す。
たまる、乗れるの両サービスがそろうのが東京メトロ。パスモで1回地下鉄に乗るたび自社の
カードに2ポイント(ゴールドカードなら5ポイント)付く。系列の百貨店などがないため、
利用者に地下鉄で還元しようと考えた。1000ポイントでパスモ1000円分だが、担当者は「ちりも
つもれば山となります」。全日空と提携し、マイルとポイントの相互交換もするという。
>>2に続く
▽News Source asahi.com 2007年02月05日17時31分
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▽PASMO
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