07/02/02 23:16:56
5000円から2万円程度でレンズとフレームが買える、低価格のメガネ店が定着してきた。
以前に比べてデザイン性やブランドイメージを高めたり、支払いを済ませて30分ほどで
品物を受け取れる手軽さも魅力になっている。かつてコンタクトレンズに押されて縮小を
続けたメガネ市場だが、「ヨン様」「メガネ男子」といったキーワードの流行とともに拡大に
転じたもようで、消費者の関心をひきつけそうだ。(小雲規生)
■イメージアップ奏功、手軽さ魅力 気軽に2つ目
「普段はメガネ無しでも問題ないのですが、店の前を通りかかったら、ちょっと買って
みたくなった」と話すのは、東京都内に住む女性会社員(33)。昨年9月に川崎市内にできた
ショッピングモール内のメガネ店「CONSOMME(コンソメ)」で、レンズ込み1万5750円で購入
したメガネに満足げだ。
コンソメの店舗を運営するのは、全国約40カ所で「Zoff(ゾフ)」ブランドのチェーン店を
展開する小売業、インターメスティック(東京)。デザインや色遣いが豊富なメガネフレーム
を、1万2600円から2万5200円までの間で5種類の価格を設定。20代後半から30代の女性を
主な購買層に想定し、店舗の内装は「街のケーキ屋さん」をイメージしている。
コンソメの価格帯は、5250~9450円のゾフよりも高い。非球面レンズなどを使えば別料金が
かかるが、通常の人気ブランドのメガネがフレームだけでも3万円程度することを考えれば、
十分に「お手ごろ」だ。「日常の使用と別に、2つ目のメガネを買いに来る方も多い」(インター
メスティック)という。
■コスト減の工夫
ゾフやコンソメ以外にも、低価格メガネのチェーン店は増えている。
東証一部上場のメガネトップが展開する「ALOOK(アルク)」は、標準レンズ込みで5250円、
8400円、1万2600円の3プライス。昨年11月に東京・新宿と北海道・千歳に新店開業し、
45店を数える。
ジャスダック上場のメガネスーパーも、5250円、7350円、9450円に価格帯を設定する
「ハッチ」を展開、店舗数は50店に達した。
商品を低価格で提供できるのは、中国など製造コストの安い国・地域の工場に生産を
委託するなどの工夫があるからだ。ハッチでは、経営規模の大きい親会社と共同で製品を
仕入れ、価格を下げる取り組みも行う。
>>2に続く
▽News Source Sankei Web 2007年02月02日12時54分
URLリンク(www.sankei.co.jp)
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メガネ店「コンソメ」では内装や商品の陳列にも工夫が凝らされている
=川崎市幸区(撮影・小雲規生)