07/01/29 18:27:18
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【上海=前田徹】販売台数が700万台を超えて世界第2位となった中国の自動車市場で、外資系、国有企業系、
民営企業系のメーカーが三つどもえの販売合戦を繰り広げている。国内メーカーは100社以上が乱立し、激烈な
「春秋戦国時代」を勝ち抜く安売合戦により、“価格破壊”と過剰生産に悩まされている。有り余る中国車は
最近では海外輸出に振り向けられ始め、中国当局は「無秩序な輸出は対外イメージを損ねる」として抑制に乗り出した。
自動車メーカーの業界団体である中国汽車工業協会によると、中国の2006年自動車販売台数は721万6000台
となり、日本を抜いて世界2位の市場に躍進した。また、生産台数も727万台余りでドイツを抜いて同3位となった。
規模では米ゼネラル・モーターズや独フォルクスワーゲンなど外資との合弁国有企業が上位を占める。それがここ数年、
乱立する純国産メーカーが小型車を中心に善戦し、すでに市場の3割近くを奪うまでに成長してきた。
国内メーカーは年間販売台数で数十台という会社を含め100社以上がしのぎを削り、新規参入が加速している。例えば
乗用車メーカーは01年には二十数社あったが、05年に50社を超え、中国の自動車メーカーの数は世界1となった。
市場無視の投資拡大の結果、国内の総生産能力は1000万台を超えるのが時間の問題となり、設備稼働率も05年で
71.5%の低水準にとどまっている。
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