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松下保有のビクター株、ケンウッド、ユニデン意欲
米投資ファンドのサーベラスと組んで松下電器産業からの独立を検討している音響・映像(AV)メーカーの日本ビクターを巡って、同じAV系のケンウッドや船井電機なども独自に買収を検討していることが23日、分かった。
松下は、それぞれの条件を比べながら、ビクターを連結対象から切り離すかどうかを最終判断する模様だ。
ビクターと同じ老舗(しにせ)のケンウッドの首脳は23日、朝日新聞の取材に「アジア勢に対抗するには電機メーカーの再編が必要。
ビクター買収は、昨年から前向きに検討している有力案件の一つだ」と述べた。買収資金を借り入れで賄い、自社を存続会社として経営統合する可能性を探る。
今のところ松下との交渉には入っていないという。
デジタル家電のOEM(相手先ブランドによる生産)で強みを持つユニデンも、複数の証券会社からビクター買収を持ち掛けられている。
松下が52.4%分保有するビクター株すべてを買い取るのは難しいとみており、一部を取得する資本・業務提携に関心を寄せている。
他のメーカーにもビクター買収が提案されている模様だ。
一方、ビクターはMBO(経営陣による買収)という手法で松下から独立し、再建を図る計画を練っており、近く松下に正式提案する。
事実上ファンドによる買収案で、再建後にビクター株は転売されるとみられる。