06/12/23 07:01:56
松下電器産業は子会社の日本ビクターを売却する方針を固めた。中堅AV(音響・映像)機器
メーカーのケンウッドに売却する方向で交渉に入り、米大手投資ファンドのサーベラスも
名乗りを上げた。
ビクターは戦後に松下傘下に入り、家庭用ビデオ「VHS」などをヒットさせた名門だが競争激化
で業績が低迷していた。松下はビクターを連結対象から外し、2000年以降進めてきたグループ
再編の総仕上げとする。
ビクターを含む中堅電機メーカーは韓国勢などの攻勢で苦境に陥っており、今後業界再編が
加速しそうだ。
▽News Source NIKKEI NET 2006年12月23日07時00分
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
【家電】ビクター:松下からの独立検討、サーベラスとMBO実施を提案 [06/12/23]
業績不振に陥っている大手電機メーカーの「日本ビクター」は、自力での経営再建を
急ぐため、親会社の松下電器産業が保有するビクター株を経営陣と投資ファンドが
買い取って、松下グループから独立する方向で検討に入りました。
日本ビクターは、主力の音響製品の販売の落ち込みやデジタル家電の急激な価格下落の
影響で、2期連続の赤字となるなど業績の低迷が続いていることから、経営の建て直しを
急いでいます。
しかし、ビクターの株式の52%を保有する松下電器と重複する事業が多く、抜本的な
再建策が打ち出せない状態が続いていました。
関係者によりますと、ビクターは、こうした状況の打開に向けて、松下グループを
離れて自力での経営再建を急ぐ方針を固め、今の経営陣と投資ファンドの「サーベラス」が
出資する受け皿会社を設立し、松下電器からビクター株を買い取るいわゆるMBOを実施
する案を近く松下側に提案することにしています。
これに対して、松下側は、別の国内メーカーとの再編の可能性も含め、慎重に検討する
見通しです。
ビクターが独立を検討する背景には、松下電器がグループの不採算部門の整理による
経営資源の集中を進めるなか、親会社の事情でリストラを迫られるよりもより制約の
少ない形で再建への道筋を付けたいという思わくがあるものとみられます。
▽News Source NHK ONLINE 2006年12月23日05時49分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
URLリンク(www3.nhk.or.jp)