05/12/08 15:17:42
三木市は年間約6000万円を投入し、経営支援している三木鉄道について、
今後3年以内に存廃の結論を出すことを決めた。
赤字が続く同鉄道について、市が最終決断の期限を明らかにしたのは初めて。
沿線の三木、別所両地区住民と協議を重ね、存続▽代替輸送機関の導入
▽廃止などさまざまな可能性を探る。
7日開かれた市議会本会議で、市当局が表明した。期限は遅くても2008年度中で、早まることもあるという。
市は04年度決算で、総額約1億円を公共交通対策に投じた。
うち約6000万円を三木鉄道の経営支援に充て、
残りは神姫バス(約1300万円)▽神姫ゾーンバス(約2000万円)▽神戸電鉄(約400万円)などとなっている。
三木鉄道は市が約1億3000万円を出資し、株式の約52%を保有する第3セクターの株式会社。
市は1985年の開業以来、経営補助金約2億1000万円▽鉄道施設の近代化補助金約8000万円を投入している。
また、これとは別に市の無利子貸付金残高は約1億8000万円に上る。
今後、輸送人員の伸びは期待できず、厳しい財政運営を迫られる市は、
これ以上の資金の投入は難しいと判断。
三木鉄道の運行コスト削減で赤字を減らし、コミュニティーバスなどほかの路線の充実に振り向けたい考えだ。
ただ、一方的な廃止には反対する声も多く、慎重に市民の声を聞きながら着地点を目指すという。
公共交通問題を担当する市企画部の告野衛治部長は
「高齢化が進むと、鉄道を含めた公共交通の果たす役割は大きい。
低コストで使いやすい交通機関を目指し、検討を重ねたい」と話している。
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兵庫県三木市
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