07/01/16 00:24:57 aIpuRDiu0 BE:484109748-PLT(10001) ポイント特典
【環日本海その後】自宅購入した韓国人一家
昨年暮れ、新潟市中心部の閑静な住宅街に新築のマイホームが完成した。
敷地78坪の一隅に配した2階建て延べ33坪。
李欣洙(イーフンスー)さん(39)は笑顔で語る。「庭を広めに確保しました。将来、
韓国の私たち夫婦の両親を呼び寄せる時に、それぞれの家も建てられますからね」
李さんは長男で、妻のソンスヒョンさん(39)は6人姉妹の長女。韓国では、
親は伝統的に長子と暮らす。
今は、夫妻と一人息子のソンミンくん(10)との3人暮らし。マイホームは前の
住まいの市営住宅のそばに建てた。市立小に通う息子が転校せずに済む距離だ。
土地建物代2700万円は頭金を払い、残りは20年ローンで返済。ローンを組むため
永住権を取得した。
県内約2千人の韓国・朝鮮籍の人のうち、永住者は05年の法務省調査によると324人。
10年前の約4倍に増えた。海を挟んだ対岸から来て、定住をめざす人たちがいる。
李さんは韓国の亜洲(アジュ)大学工学部卒。同級生の成さんと結婚した。日本への留学
を考え、東京大学留学中の叔父に相談したところ、叔父が知る研究生から新潟大学を
勧められて、こうも教わった。
「新潟の加治川村(現・新発田市)は北緯38度ですよ」
朝鮮半島を分断する軍事境界線と同緯度。故郷のソウルに近い。91年、新潟大学に
留学した。暮らしやすい気候は予想以上。冬、ソウルを流れる漢江は凍るが信濃川は
凍らず、海風さえ「心地よい」と感じた。
つづく
ソース:朝日新聞
URLリンク(mytown.asahi.com)