07/01/11 14:34:11 nV6bdI8z0 BE:95018292-PLT(15555) ポイント特典
美少女は“神”である
日本人はカタカナ英語を愛している。いつの間にか、カタカナ英語は日本語のなかに浸透
して、それを使うとき、無意識にカッコいいと思っている。だが、これほど日本人がカタカナ英語
を愛している根底に潜むものは、西洋に対する劣等感で(気づかないふりをしているが)、そう
なった遠因は明治にあり、直接的には太平洋戦争の敗戦にあるのだろう。多くの芸能を扱う会社が
「○○エンターテインメント」と表記するのも、どこかにそうした劣等感が潜んでいるのではないか。
そこで、日本の芸能の起源ということになるが、芸能が生まれたのは「村祭り」だと考えている。
「天の岩戸」でアメノウズメが“ストリップ”をやったのが起源と言われている。フィクションだが、神前に
おいて、神を喜ばせる儀式として、女性が肌を出して踊り、それを観客たちが大騒ぎをして見ていた
という、そのことだけは本当なのだろう。
生きていくのが大変だった時代、楽しいひとときを作り出す口実に、神々を使い「祭り」を企画した
プロデューサーがいたのではないか。また、騒ぐためには金がかかる。それを金持ちから出させるため
にも、神がお望みになったことであるかのようにしなくてはならなかったのだろう。これは、現在の
イベントを企画し、実現するプロデューサーの思考と同じだと思う。
多分、ゲームやアニメに美少女を登場させるのは、大いなる「祭り」に仕上げるための巫女としての存在
なのではないだろうか。 美少女たちを、巫女のようにあがめ、それを愛でることでバカ騒ぎの演出をしている。
それが「祭り」となり、芸能に進化する。こんなことを、二千年以上続けてきたからこそ、たぶん日本の文化が
出来上がったのだと思う。それが、この国の「エンターテインメント」の本質なのだろう。
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