03/07/30 10:11
★韓国にあっせん組織か 富山港の集団密航者が供述
・富山港に入港した韓国籍貨物船「ジャン・ウオン」号による集団密航事件で、
逮捕された密航者が韓国人男の紹介で船に乗り込んだことが二十九日、
伏木海上保安部などの調べで分かった。
一人当たりの渡航費用として日本円で二百万円から四百万円を請求され、
既に前払いした密航者がいることも供述で確認された。同保安部と富山北署は
韓国内に密航のあっせん組織があるとみて乗組員らを追及する。
調べでは、一部密航者が「韓国内で知り合った男性に密航を持ちかけられた」
などと供述している。既に米ドルで渡航費を払ったとしている密航者もみられる。
また、別の容疑者の供述によると、渡航費は密入国後に働いて支払う約束に
なっていた。支払い先は日本国内の受け入れ組織とみられ、伏木海保と
富山北署は韓国内のあっせん組織の特定に向けて調べを進める。
三十日は密航者の立ち会いで現場検証を行い、船内での状況を調べる。
集団密航事件は二十九日、発生から一週間を迎えた。同日、県警本部で定例
記者懇談会に臨んだ吉田秀次警備部長は「逮捕状を取ったコック長の行方や
受け入れ組織の解明など陸上捜査に全力を挙げたい」と決意を示した。
伏木海上保安部の多田一司部長は「韓国内の組織の関与も含め、事件の
全容解明に精力を注いでいく」とコメントした。
URLリンク(www.toyama.hokkoku.co.jp)