03/05/15 18:00 lGJy/0bZ
體透奇…映画や小説などで日本の忍者が石や木などの描かれた布で自らの体を覆い、
周囲の風景と同化させて身を隠すのはよく知られている。
中国拳法においては、己の肉体そのものに同化すべく風景を描き擬態化させていた。
当然この技を極めんとする者には卓越した絵画の才能と戦闘中における筆の素早さが要求された。
奥義皆伝者は、常時懐中に10色から12色の染料と絵の具を忍ばせていたという。
ちなみに1960年代、サイケデリックムーヴメントが華やかなりし頃、
ボディ・ペインティングなるジャングル(編注:「ジャンル」の異化)があったが、
これはこの奥義最大の達人といわれた棒卞点具(ぼうぺんてんぐ)の名に由来したという説が有力である。
日本曙蓬莱武術協会理事長盛田慎之介談