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★抗血栓薬製造法、発明対価は1200万円・地裁判決
三菱化学(東京都港区)の元研究者が在職中に開発した抗血栓薬の製造方法に
関する特許の「発明対価」として、同社に2億5000万円の支払いを求めた
訴訟の判決で、東京地裁(市川正巳裁判長)は27日、発明の相当対価として
1200万円を支払うよう三菱化学に命じた。
判決理由で市川裁判長は、元研究者の発明への貢献度を25%と認定。
その上で、(1)開発期間が長期間(2)研究費が高額(3)製造承認までのリスクも高い
―など創薬事業に特有の事情を考慮し、「成功確率による減額」を90%と算定。
元研究者の貢献度を実質的に2.5%として発明の相当対価を算出した。
判決によると、元研究者は1965年から同社に勤務し、抗血栓薬の
成分「アルガトロバン」を安く効率よく製造する方法を発明した。
発明は97年に特許出願され、米国や欧州で成立。元研究者は役員待遇の
理事役を務めた後、関連会社の常務を務め、2001年6月に退職している。
日経新聞 URLリンク(www.nikkei.co.jp)