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シベリア抑留者を乗せた最後の引き揚げ船「興安丸」が舞鶴港に入港して50年
となる26日、全国から京都府舞鶴市に抑留体験者や遺族らが集まり「シベリア
引揚終了50年記念集会」を開いた。参加者は「抑留の歴史を風化させない」との
思いを新たにし、今後も語り継いでいくことを誓った。
体験者の平均年齢が85歳に達した今、抑留の悲惨な実態を広く訴えようと、全国
抑留者補償協議会などでつくる実行委員会が主催。体験者に参加を呼びかけた。
市商工観光センターでの「強制抑留を心に刻むフォーラム」には約100人が参加。
ウズベキスタンのアングレンで約3年間収容生活を送った伊藤一章さん(85)=奈良県
=は「仲間がまばたきもせず、うつろな目で死んでいく姿が今も目に焼きついている。
それを思うと今でも涙が出る」と語った。
父親の重定さんが「興安丸」で引き揚げる直前に亡くなった河越重臣さん(72)=神奈
川県=は、残された家族のむなしさ、つらさを吐露し、「平和は大切。どんなことがあって
も戦争をしてはいけない」と訴えた。参加者は「抑留の真実を見つめる新たなスタートに
しよう」と声をそろえた。
集会前には遊覧船で舞鶴湾に出て「海上追悼式」を行い、船上から亡くなった抑留者ら
に黙とう。ハーモニカに合わせて「異国の丘」を歌い、日本酒を海に注いでめい福を祈った。
実行委員会によると、シベリア抑留では約60万人が鉄道建設などの労働を強いられ、
飢えや寒さで5万人以上が死亡したとされる。
URLリンク(www.kyoto-np.co.jp)
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