06/12/25 10:41:11 0
日本一影の薄い町、脱却します-。市貝町は来年度から新特産品の開発に町ぐるみで
取り組む。同町は全国的に通用する名物がなく、その存在感のなさがテレビ番組で取り
上げられたほど。そんな状況を打破しようと、全町民を対象に地元をPRできる商品を
公募し、有望なものには補助金も出していくことを決めた。 (杉藤貴浩)
市貝町は、県東部に位置し人口約一万二千人。周辺の町とともに芳賀郡に所属するが、
焼き物の益子町や自動車レースで盛り上がる茂木町、二宮町のイチゴなどに比べ、
町全体を売り込める特産品に乏しい。
追い打ちをかけたのは、昨年全国放送された民放テレビ。テーマ別にアンケートを行い、
ふるさと紹介をする番組で、「全国一影の薄い町」に選ばれてしまった。
同町農林商工課の岡崎良一係長は当時の衝撃を「町の人は、あいさつ代わりに番組の
ことを話していた」と振り返る。
そんな同町が、存在感発揮へ利用するのが、県の始めた「わがまち自慢」推進事業。
市町独自の活性策に財政支援を行う制度で、二十一日、同町への交付が決まった。
同町の申請名称は、ずばり「影のうすい町からの脱却にむけて」。二〇一〇年度までの
全体事業費は約四千三百万円で、県と同町が半分ずつ負担する。
目玉は、町民を対象とした新たな特産品の公募だ。同町は「食べ物でも何でも自由」と
しているが、期待の一つは今春オープンし、十八万人を集めた「芝ざくら公園」との
“コラボレーション”。
「来年も四月後半を中心に、ピンクや白の雄大な景色が広がる。観光客がお土産と
して買いたくなるような商品が出てくれば」と岡崎さん。
全国に向け、満開の花を咲かせることができるか-。同町は夏ごろから公募を始め、
有望商品を資金的にもバックアップしていく。
URLリンク(www.chunichi.co.jp)