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横浜市旭区の市道で11月、トラックの荷台に積まれた重機のアームが電線に引っかかって街路灯が折れ、
直撃を受けた同区二俣川、会社員筑井(ちくい)康隆さん(42)の長女愛ちゃん(当時1歳)が死亡した
事故で、電線の高さは道路法をもとに市が定めた基準より30センチ低い4メートル20だったことが23日、
神奈川県警の調べで分かった。
重機の最高部は高さ4メートル25で、基準が守られていれば事故は起きなかった。電線の設置申請書に
高さの記載がなかったにもかかわらず、市は確認を怠っており、遺族は市や設置業者に対する損害賠償
請求訴訟を検討している。
県警や市道路局によると、電線は二俣川銀座商店街の街路灯に取り付けた防犯カメラ17台の映像と
電気を送るためのもので、同商店街振興組合が2000年、映像を事務所で見るために警備会社「セコム」
(東京都渋谷区)に設置を依頼した。
組合が横浜市旭土木事務所に提出した「道路占用許可申請書」には、セコムの防犯カメラの設置図が
記載されていたが、電線については「カメラケーブル(延長)950メートル」とあるだけで、高さの記載はなかった。
道路法は電線などの高さを、道路を管理する自治体などが定めるとしており、横浜市は道路占用許可基準で、
電線の高さを「4メートル50以上」と規定している。ところが旭土木事務所は、高さの記載がなかったにも
かかわらず許可を出し、設置後も、基準に合っているかの確認をしていなかった。
(>>2に続く)
(2006年12月24日10時29分 読売新聞)
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