06/12/23 23:14:55 O
・日本性教育協会が1974年から行っている「青少年の性行動」調査で、性体験に関する男女差が
なくなっていることが分かった。女性の社会進出などに伴い、伝統的な男女観が揺らぐ一方で、
性に関する知識不足もあらためて浮き彫りになり、妊娠や性感染症の拡大が懸念されている。
同協会は、全国の中学、高校、大学生を対象に約6年ごとに調査。6回目となる今回は2005年
から約5500人を調べた。それによると、かつて大学生のセックス経験は男子が女子を大きく
上回っていたが、今回は女子(62.2%)が男子と並んだ。高校生では女子(30.3%)が男子
(26.6%)を追い抜いた。キス経験も、中学、高校生とも女子が男子を上回った。
調査した東北大の原純輔教授(行動科学)は「社会が豊かになり、早く成長するようになった
以上、性体験の早期化も止められない。女性の社会進出が進んだためか、女子が元気に
なった」と分析する。ただ、性体験を求めるのは男子からという傾向も出ており、大阪府立大の
東優子助教授(ジェンダー学)は「性行動の男性主導型は変わらない」と指摘する。
性感染症や避妊対策の不十分さも露呈した。性交によるエイズや性病の感染については約7割、
妊娠については世代、男女を問わず約9割が「気になる」としながら、避妊対策を確実にして
いないという回答が4割近くに上った。「準備していない」「面倒」といった理由のほか、女性
からは「避妊を言い出せない」「相手に断られる」といった回答も寄せられた。
また、性に関する情報は、女子がコミック・雑誌、男子は雑誌やアダルトビデオ、インターネットに
依存していることも判明。福岡県教委スポーツ健康課の寺崎雅巳さんは「性教育の重要性が
高まっている。学校での指導だけでなく、家庭と連携して発達段階に応じた個別の指導も
必要」と指摘。東助教授は「不正確な情報が彼らの健康を危険にさらし、エイズ拡大などの
要因になっている」と警告している。
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