06/12/23 02:55:06 0
★人口が減ってどこが悪いのでしょう 宋 文洲
・「少子化」と「人口減少」という言葉は、誰もが前向きにとらえません。「このまま減り続けると…」
日本人がやがて恐竜のように地上から絶滅するような杞憂が横行しています。
しかし、あなたが世界でも珍しい狭い住宅に住み、世界でも珍しい込み合う電車に乗り、リストラの
恐怖に怯えています。これは人が多いからです。
欧米と比べて日本人が豊かな暮らしを満喫できないのは、無駄や規制や公共事業なども関係して
いますが、狭い国土に密集して暮らすために不動産など居住にまつわるコストが必要以上にかかり、
余暇や遊興にお金を回しにくいこともあるかと思います。
年金は若い人が増えないから問題になったのではなく無駄遣いとそれに起因する不加入が
原因です。人口を増やし続けることは老齢化対策の邪道です。増やした人もいずれ老人と
なります。増やさなくても「老齢化」の後に必ず「正常化」や「若年化」がやってきます。
「このまま人口が減り続けると…」という議論はほとんど杞憂です。それはお腹が空いていない
ために食べない子供を見て「このまま食べないと餓死する」と考えるようなものです。
僕の議論が間違っているかもしれません。なら逆説で考えてみましょう。仮に人口を増やすと
して、この島国の日本に適切な人口数はどのくらいなのでしょうか。1億5000万人、それとも
2億人でしょうか。まさか10億人と思わないでしょう。日本にとって、どのくらいの人口が妥当な
数かということを考えず、とにかく増やすというのは、近視眼的だと思います。上下水道が整備
され、少人数で充実した教育ができ、居住面積の広い家屋に住めるような「美しい国」にするには、
もしかしたら8000万人が妥当かもしれませんし、今より多くても美しい国をつくれるかもしれません。
中国で生まれたからなのでしょうか、今の日本が「人は多いほどいい」という強迫観念にとらわれて
いる理由が、僕にはさっぱり分かりません。(抜粋)
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