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★帰宅難民:首都圏地震で渋滞6時間 徒歩で2000万人一斉帰宅で--三菱総研試算
◇初日にトイレ1500万回分/食料600万食、水600万リットル
首都圏で大地震が起きたとき、都心部にいる約2000万人が一斉に歩いて自宅に帰ろうとすると、
主要道路で長時間の渋滞が発生し、被災初期を上回る人数で6時間以上混雑する地点も複数
生じることが21日、三菱総合研究所の試算で分かった。全員が帰宅するまでには約40時間かかり、
初日だけでトイレ約1500万回分が必要となる。しかし、帰宅者の4割が会社などにとどまれば帰宅
時間は半減するなど、効果的な対策も明らかになった。
三菱総研の佐野昌利主席研究員らは、正午に発生した地震により東京都内の全鉄道が停止したと
想定。首都圏の自治体などのデータをもとに、約2000万人が国道や主要地方道を歩いて帰宅した
場合の時間ごとの変化を、首都圏を1キロ四方のメッシュに区切りシミュレーションした。
その結果、都心部の主要道路や国道1号で渋滞が続き、都心中心部では人数が半減するまでに
約10時間かかった。青梅街道、甲州街道・環7、第1・第2京浜、蔵前橋通り(東京・錦糸町)などの
一部区間では、初期を上回る人数で6時間以上にわたり混雑した。
また、被災初日の日中に1人がトイレ2回、食事と水は1回とるとすると、必要なトイレは約1500万
回分、食料は約600万食、水は約600万リットルと試算。しかし、水道水やトイレを提供する支援
ステーションのうちコンビニエンスストアではトイレは約195万回分しかまかなえず、不足が予想され
るという。
一方、総研の調査では、「家族の安否が確認できれば帰らない」などと答えた人が約4割いた。
これをもとに帰宅しようとする人の4割が都心部にとどまるとすると、混雑時間が大幅に減ったという。
(>>2以降に続きます)
毎日新聞 2006年12月22日 東京朝刊
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
画像:徒歩帰宅者により混雑が6時間以上続く地点
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