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2006.06.25 第10回「失われた5年-小泉政権・負の総決算(4)」
2003年5月17日、りそな銀行実質国有化方針決定の記事が新聞に掲載された。りそな銀行が公的資金により
「救済」される方針が示されたのだ。
小泉「改革」の経済政策における柱は次の2つだった。「国債は絶対に30兆円以上発行しない」の言葉に代表
される超緊縮財政政策運営と、「退出すべき企業は市場から退出させる」の言葉に代表される「企業の破綻処理
推進」である。経済悪化を促進して、他方で企業はどんどんつぶしていくのだから、行く末は自明だった。
私は小泉政権の発足時点から、「小泉政権の政策が実行されてゆけば、日本経済が最悪の状況に向かうこと
は間違いない。金融恐慌も現実の問題になるだろう」と発言し続けた。権力迎合の殆どの付和雷同エコノミストは、
「改革推進で株価は上昇するし、経済も明るい方向に向かう」と大合唱していた。
結果は、私の懸念通りだった。 - 略 -
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小泉としては、こんなリポートを公表する経済学者は、さぞかし憎いに違いない。