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★「生き延びるため」暴走/奈良市元職員
・奈良市役所の正面玄関に白いポルシェで乗り付ける。降り立ったのは、ブランドものの
黒いスーツを着こなし、サングラスをかけた中川昌史被告(42)。茶髪に染め、耳には
ピアス。年を食った「ホスト」の印象だ。あだ名は「マーボー」。
中川被告は当時、家庭ゴミの収集を担当する市環境清美部収集課の職員だったが、
長期病欠中。市役所を訪れたのは、妻の小百美容疑者(44)が代表を務める「中川建設」の
営業活動のためだった。中川夫妻は市と県が発注した計3件の工事の入札で、旧同和地区の
業者とともに入札に参加し、談合に加わったとされた。
環境清美部には旧同和地区の現業職員が多い。中川被告もその一人で、部落解放同盟
(後に除名)の地元支部長などを務めていた。
中川建設は、旧同和地区にある建設協同組合に加盟していた。組合は、「零細業者」の
互助組織みたいなものだ。組合名で比較的規模の大きい公共工事の入札に参加し、
受注できれば加盟業者に仕事を振り分ける。組合理事長は「お互い助け合い、生き
延びるため」という。
県警は11月14日、談合防止の郵便入札制度の採用拡大を撤回させようと、市幹部を
脅して圧力をかけたとする職務強要容疑で中川被告を逮捕。その後、3件の談合事件を
矢継ぎ早に立件し、小百美容疑者も逮捕した。中川被告は職務強要事件について
「同業者のためを思ってやった」と供述したという。
中川被告を巡る一連の事件は今月19日の書類送検(競売入札妨害容疑)でほぼ終結した。
市発注工事を巡る談合事件ではこれまでに1人が同罪で起訴され、5人が起訴猶予処分、
13人に罰金100万円の略式命令が出された。県発注工事の2件の談合事件では、
中川夫妻を含めて計27人が同容疑で書類送検された。(抜粋)
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