06/12/19 17:32:31 HjoEyLS60
「正社員」は「市民権」のようなもの。
労働の対価として賃金を受け取るというより、企業から人生を保障されるのと引き換えに
企業に忠誠を尽くすという制度。
大きな犠牲と引き換えの特権であって、非正社員との間に軋轢が生じるのは必然。
年功序列賃金によって、若い頃は不当な薄給、中年期には過大な高給を得るが、
それは新卒で就職し、定年まで勤めることで総額として妥当な報酬となる仕組み。
途中での出入りは想定されていないから、中途採用は広まらない。
そしてわが国の住居費、教育費などの価格水準はそういう正社員の報酬額が前提となっていて、
ちょうど中年期に支出が高額になるよう設定されている。