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駆除直前の外来魚が何者かに大量に逃がされる
生態系に影響を与える恐れがある特定外来生物の魚が岐阜県関市のため池から
大量に逃がされてしまいました。
「青いエラ」という意味を持つ外来魚「ブルーギル」。体長は20センチ前後ですが、
昆虫や小魚、貝類など何でも食べて繁殖力が強く、日本の生態系を脅かすとして
心配されています。
ブルーギルおよそ10万匹が繁殖していた関市のため池で何者か大量のブルーギルを
下流に逃がしてしまったことが発覚しました。
池の底の排水溝につながる柵が倒され、すき間から魚が下流に逃げたのです。
広さおよそ7000平方メートルのため池には、10年ほど前からブラックバスやブルー
ギルが繁殖し、メダカなどが食べられる被害が深刻化していました。
そこで、関市と地元の自治会は、外来魚駆除のため魚がため池の外に出ないように
排水溝の部分に金網の柵を設置して、水を抜く作業をしていたのですが、何者かが
その柵を動かしてしまった。住民らは、池の中、そして下流に逃げたブルーギル
およそ8万匹とブラックバス200匹あまりを駆除しました。
しかし、ため池には十数万匹が繁殖していたと見られ、数万匹が長良川水系の下流に
逃げた可能性もあるといいます。ブルーギルとブラックバスは、去年6月に施行された
「特定外来生物被害防止法」により放流や移動が禁止されています。
地元の漁協では18日、緊急の対策会議が開かれました。長良川の漁協関係者は
「長良川のアユにも影響が出る可能性がある」と心配しています。
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