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★教師から聞いた生徒の環境、著作に盛る 抗議受け回収へ
・佐賀県内の中学校教師が、学校で講演をしたエッセイストに生徒の家庭環境を漏らし、
その内容がこのエッセイストの本に掲載されていたことが18日、わかった。
「離婚のため母子家庭」「(親が)日常的に暴力を振るう」といったプライバシーにかかわる
内容で、生徒の名前はイニシャルだったが、校名が書いてあるため特定につながる
可能性があるという。学校は近く保護者会で謝罪し、地元教育委員会も教師から事情を聴く。
出版社はこの本の自主回収を始めた。
問題になったのは福岡市内の元フリーアナウンサーでエッセイスト、福田純子さん(54)が
2月に出版した「笑顔の教科書」(中経出版)。発行部数は7000部。
関係者によると、福田さんは昨年11月、佐賀県内の中学校で講演。その後、同校の教師が
講演を聴いた全校生徒約520人に感想文を書かせ、約40人分を福田さんに送ったという。
教師と福田さんは以前から顔見知りで、教師は感想文を送った際に数人の生徒の家庭
環境を福田さんに話したという。福田さんは「(逆境から)笑顔で立ち上がろうとしている
生徒の姿を伝えたい」と、8人の生徒の感想文を取り上げ、その一部を補う形で家庭環境の
説明を加え、自分の教育観なども含めた文章で出版したという。
補足したのは「おじいさんやお父さんから日常的に暴力をふるわれています。お母さんと
いえば、パチンコが趣味。離婚騒動の渦中にあります」などの内容。読者から「生徒の
プライバシーを学校が漏らしているのでは」との指摘が地元教委などにあったという。
この中学校の校長は「生徒を保護すべき教師が個人情報を流出させ、問題だった。
22日に緊急保護者会を開いて事情説明と謝罪をしたい」という。福田さんは「配慮が
足りなかった。本が原因で生徒をさらに傷つけることになったのではと反省しています」
と話した。
URLリンク(www.asahi.com)