06/12/19 00:03:09 +XpdmC7J0
>>1
> 「既得権を持っている大企業の労働者が、(下請け企業の労働者や非正規社員など)弱者をだしに
> している面がかなりある」と述べた。
あるけど、それは結果論であって、根本は使用者権限の強さにある。
もともとデフレ下では現金の力が強くなり、さらに規制緩和で追い討ちをかけて
極端に使用者権限を強くした。
中小にとっては大企業が使用者のような立場になり中小は買い叩かれるわけだが、
中小の社長自身は”だし”にされない。
中小の社長も従業員に対して使用者であり、やはり使用者権限が強い。
大企業から値下げや過酷なノルマを迫られた時、全て従業員に被せればいい。
社長自身が辛い思いをするわけじゃない。
値下げに合わせて労働単価を抑えれば、差額である儲けは守ることができる。
だから、中小の社長は手っ取り早く値下げに応じ、従業員を守ろうとしない。
買う側の末端の担当である大企業の労働者は、合理性に従って買い叩かなければならない。
買う側が自ら値上げしたり、ノルマを下げたりするはずがないのだ。
本来自社を高く売ろうとすることに合理性があるはずの中小の社長が、
強過ぎる使用者権限を利用して従業員をカラ売りしてるんだから暴落が止まらないのは当然である。
しかし、使用者権限が強い環境の中で、従業員のカラ売りによって目先の利益に走ることは、
これもまた合理性である。
残された合理性は、末端の労働者自身が自分を高く売るよう団結権や選挙等で抵抗することしかない。