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★現職郵便局員が明かす『深夜勤』
来年十月の民営化に向かって徹底的な合理化が進む郵便局の中で、職員たちが悲鳴を上げて
いる。最も過酷と受け止められているのは、二〇〇四年二月に導入された連続の徹夜勤務だ。
現場で「ふかやきん」と呼ばれている深夜勤について、仕分け作業に携わる二人の現職郵便局員
がその実態を明かした。彼らは口をそろえて言う。「私たちはロボットではない」-。 (浅井正智)
東京都台東区の上野郵便局に勤務する重富義明さん(57)は先月下旬、医師から鬱(うつ)と
診断され、二カ月の病休に入っている。
「鬱に追い込まれた最大の理由は、深夜勤の過酷さに耐えきれなかったためだ」と断言する。
上野郵便局の深夜勤は午後九時四十五分から翌日の午前八時四十五分までの十一時間。
かつても徹夜の勤務はあったが、連続することはなく翌日は必ず休みだった。それが深夜勤では
三回連続という激務もこなさなければならない。つまり泊まり勤務が明けたその日にまた泊まり
勤務をし、さらに三日目もまた泊まりに行くわけだ。ちなみに深夜勤の上限は一カ月で計八回と
決まっている。
「深夜勤をするようになって生活リズムがすっかり壊れてしまった」と重富さんは言う。
従来は徹夜勤務に就いても翌日は休みなので、リフレッシュすることができた。深夜勤では勤務
明けの日も夜にはまた出勤し、徹夜で働くことになる。
「それが気になって眠りが浅くなり、目覚めてもスッキリ感が全くない。狂った生活リズムを立て
直すこともできなくなった。次第に何もかも嫌になった」
潤いのない生活は、勤労意欲にも影響を及ぼす。
「前は仕事が忙しくても達成感があったが深夜勤導入後はただ目の前の仕事をこなすだけで
精いっぱい。自分の仕事が早く終わったらほかの人を助けてあげようという気持ちも萎(な)えた」
(>>2以降につづきます)
東京新聞
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