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★沖縄・波照間島~石垣島間の定期航空便、07年中に廃止か
日本最南端の有人島、沖縄県・波照間島(竹富町)と石垣島(石垣市)を結ぶ琉球エアーコミューター
(RAC、本社・那覇市)の定期航空路線が、不採算を理由に2007年中に廃止される可能性が強まった。
島唯一の航空路線だけに、島民は「生活にかかわる」と反発、16日、総決起大会を開いて存続を求め
る。2000年の「国内航空自由化」以降、航空会社の判断で不採算路線から撤退できるようになって、
離島や地方都市を結ぶ路線廃止が相次いでおり、航空専門家は「国の対策が必要」と指摘している。
RACによると、石垣~波照間線は1977年に開設。9人乗りプロペラ機「アイランダー」が週4日間、
1日2往復している。飛行時間約25分、運賃約7000円。ピークの83年度は約1万2000人が搭乗した
が、90年代以降は石垣島への高速船(約60分、3000円)が就航したこともあって乗客が減り、慢性的
な赤字状態という。
2005年度は3664人(搭乗率64・2%)が利用し、運航経費約5800万円に対し、路線収入は
約2200万円。県、町からの補助金計1340万円を加えても約2200万円の赤字だった。
RACは05年度から町に廃止を打診。06年度は町が補助金を年間400万円から1000万円に引き上げ
存続した。しかし赤字は改善されず、07年中に廃止する方向で検討に入った。年内に結論を出す。
住民団体「波照間の未来を考える会」は、存続を求める署名を島民の9割から集めた。登野盛恒会長
は「高速船はしけると揺れがひどく、妊婦や高齢者は乗れない。生活路線として飛行機も必要」と訴えて
いる。
大盛武町長は空港を管理する県に、現在800メートルの滑走路を1500メートルに延伸するよう要望
しており「実現すれば約40人乗りの航空機が運航でき、赤字も解消できる」と力説する。
読売新聞(九州発) ※一部略
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地図
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画像:波照間空港に駐機中のアイランダー
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