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★注射針が血管貫通と判明、所定時間２倍以上の死刑執行
フロリダ州オカラ―フロリダ州で１２月１３日に執行された死刑で、
薬物注射を受けた死刑囚が死亡するまで通常の２倍以上ともなる３４分間かかり、
再度の注射も強いられた問題で、州の検視当局は１５日、注射の針が血管を
貫通していた過誤があったことを明らかにした。
検視の初期結果としている。このミスにより、死刑囚が苦痛を伴う
最期を迎えたのかどうかには触れなかった。
これを受け、ブッシュ州知事は州内での死刑執行を承認することを中断したと発表した。
死刑囚への薬物注射の規則などに関して調べる特別委員会を設置、来年３月１日までに
報告書を提出するよう求めた。それまでは、死刑執行の書類に署名しないとしている。
執行されていたのは、１９７９年にマイアミのクラブ経営者が銃殺された事件で
有罪判決を受けていたアンヘル・ニエベス・ディアス死刑囚。
ガラス越しの立会人２５人を前に、小声のスペイン語で無実を主張した後、薬物注射を受けた。
死刑囚は通常、注射後数分で意識を失い、１０－１５分で死亡する。
しかしディアス死刑囚は、目を見開いたまま顔をしかめ、唇をなめるなどの動作を続けた。
一部の立会人によると、祈りを唱えるような様子もみられたという。
約３０分後に２度目の薬物注射という異例の措置が取られ、同死刑囚は死亡した。
- CNN/AP URLﾘﾝｸ(www.cnn.co.jp)
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