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★村岡被告の控訴審始まる・ヤミ献金事件
自民党旧橋本派（津島派、平成研究会）の1億円ヤミ献金事件で、政治資金規正法違反
（不記載）の罪に問われ、一審で無罪判決を受けた元官房長官、村岡兼造被告（75）の
控訴審初公判が15日、東京高裁（須田賢裁判長）であった。検察側は「一審判決は
事実誤認で、破棄を免れない」と主張。弁護側は「無罪は明白」として控訴棄却を求めた。
須田裁判長は、検察側が立証の柱にした平成研の元会計責任者（58）＝同罪で有罪確定＝ら2人を、
来年2月1日の次回公判で証人尋問することを決めた。村岡被告は閉廷後、「不当な控訴だが、
二審でも（無罪を）勝ち取る。検察はメンツのために、どこまで罪のない人をいじめるのか」
などと批判した。
検察側は控訴趣意書で、一審判決が「派閥幹部だった橋本龍太郎元首相らに累が及ぶのを
避けるために虚偽供述をした」として元会計責任者の証言の信用性を否定した点について、
「誤った思い込みや先入観にとらわれ、事実認定を誤った」と批判。
証言は「他の関係者の証言とも符合しており、信用性は極めて高い」と強調した。
日経新聞 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.co.jp)