06/12/13 13:12:48 0
★「一般参加を装い発言」29回 TM最終報告書
小泉内閣時代に計174回開かれた政府主催のタウンミーティング(TM)の「やらせ」質問などを
調べていた政府のTM調査委員会(委員長・林芳正内閣府副大臣)は13日午後、最終報告書をまとめた。
事前に質問内容まで指定して発言を依頼する「やらせ」質問15回に加え、一般参加者を装って発言を
依頼していたケースが29回、自治体などによる「動員」が全体の4割にあたる71回あったことが新た
にわかった。報告書は「やらせ」について、政府方針を浸透させるための「世論誘導」だとの疑念を払拭
(ふっしょく)できないと明記した。
報告書では、「やらせ」質問があった15回の内訳は司法制度改革TM6回、教育改革TM5回、地域
再生TM1回など。地元自治体など「動員」71回のうち、39回は「応募状況をみて途中から参加依頼」
したケースだった。
また、事前の発言依頼そのものは105回に及び、このうち81回は「口火役」として一般参加者にわかる
形で司会者が紹介して発言してもらったケースだったとした。
広告会社との契約状況に関して、会場での送迎4万円やエレベーターから控室までの誘導で2万9000円
などを、「一般常識からは理解しがたい単価の設定がなされていた」と認定した。
こうした結果について、報告書は「国民の間で議論が分かれている場合などテーマによっては、政府の方針
を浸透させるための『世論誘導』ではないかとの疑念を払拭できない」との評価を下した。
また、「教訓」として(1)TMの理念が内閣府内部で具体化していなかった(2)開催が自己目的化して
いた(3)政府の側から見た「成功」が追求された―などを掲げた。そのうえで、事業運営の強化や公正性・
透明性の確保を提言した。
これを受けて安倍首相は、「やらせ」があった期間にTM責任者である官房長官を務めていた自らを含め、
14日にも関係者の処分に踏み切る方針だ。
(後略)
■ソース(朝日新聞) (後略部分はソースで)
URLリンク(www.asahi.com)