06/12/12 15:55:08 0
にかほ市象潟町の市指定文化財「六地蔵」が、昨年度に市が斎場を整備した際、誤って
破砕処分されていたことが11日、分かった。同日開かれた12月定例議会本会議で
横山忠長市長が報告し、「市の貴重な財産を市自ら滅失したことは弁解の余地もない」
と陳謝した。
「六地蔵」は、表面に3体の地蔵の姿を彫った石(高さ93センチ)2基から成る文化財で、
江戸時代のものとみられる。同市象潟町の市象潟斎場の入り口付近に、別の地蔵や
石碑と並べて設置されていた。昭和47年に旧象潟町教育委員会が文化財に指定、
合併で同市文化財となった。
報告などによると、市は平成17年6月から18年3月にかけ、老朽化していた斎場を
敷地内で移転改築。その際、宗教色をなくすという考えから、市の工事担当者が、
計4基あった石像、石碑のうち1基を移設、「六地蔵」の2基を含む3基は破壊処分
するよう業者に指示した。
付近に文化財であることを示す看板はなく、担当者も「六地蔵」が文化財だとは
知らなかったという。今秋になって市民から「地蔵はどこへやったのか」との問い合わせ
があり調査したところ、既に石材業者が破砕処分し、破片はリサイクル業者に
渡っていたことが分かった。
URLリンク(www.sakigake.jp)
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